木材視察
先日、建具屋さんからお付き合いある材木屋さんに良い丸太が入ったそうだと言うことで、大工さんと丸太を見に連れて行ってくれた。
ロシアからのタモとオーク。曲がりの無い目の詰まった4m材。
その場で、皆で話していたが、丸太で買ってもかなりのロス(捨てる部分)が出るそうで、丸太買いのメリットとデメリットを教えてくれた。
丸太で買うと同じ気候の産地で育った木なので、質感がほとんど同じで違和感が無く、1軒の住宅で質感が保たれるという訳である。
ただ、こういう機会を逃すといざ欲しいという時になかなか無かったり、板状に引かれた材料を考えると丸太の方が単価としては安い、しかし今急ぎで使うわけでもない。
つまり、先を見据えて購入するという先行投資なのである。
この様に既製品を使わず天然の物を扱う業種はなかなか難しい事を改めて知らされた。
資金繰りなどきっと大変なんでしょうが、彼らの様な木材を大切にしていつも要望に応えてくれている事を知ったら頭が上がらない。
1軒の住宅を作るのにこうして見えない努力があって出来上がっているのもまた感謝感激である。
とりあえず、購入は保留。(僕は買えないので口は出さず)
しかし本当に良い材料で、これで一軒丸々枠廻りや造作、建具や家具を作ったら何とも上品な建築が出来るだろうな~と皆で想像しておりました。
そんな住宅を作ってみたいものである。坪単価いくらになるんでしょ…
オークでなくても、安価な杉ヒノキを1軒の為に丸太から選び、小さな住宅でも素材の素からじっくり吟味した住まいづくりをしてみたい!
そんなご依頼お待ちしております。