職人不足
事務所の庭に育っている紅葉が葉を広げはじめ、水鉢には鳥たちがバシャバシャと水遊びをしにやってくる。
街中でも自然を感じ、春の訪れを感じます。やっぱり庭は良いですね!
現在設計をしている案件が2件同時の施工になりそうだと、工務店とミーティングをした際に、職人(大工)の宛がなかなか居ないと言う悩ましい相談を受けた。
話を聞くと、若い大工(成り手)が全くいない上、これまで居た大工たちもメーカーの仕事の方に流れて行ってしまっているとの事。
メーカーの場合、めんどくさい仕事が少なく、段取りもしなくても良い、それなりの日当も貰えるそうで、そちらに流れてしまっているそうだ。
設計事務所の場合、それぞれの案件で施主さんの好みや予算、建築そのものに相応しいかなどを考え、毎回使う素材やディテールが違う訳である。
その為、前回と同じという事が無く、毎回図面を熟読した上で施工をしていただくてはならない、とても面倒な事です。
聞くところ、メーカーの仕事では鉋やノミは全く使わないとの事。
せっかくこれまで培ってきた技量が発揮できないのである。
道具の進化で、工事のスピードが上がってきている事は良い事だと思うが、そもそも技を出せない環境を作ってしまっていることが何とも、もどかしい。
ものづくりは、作る喜び、達成感、そして向上心を感じられることが本質だと思います。
こんな話をして、これまで私の設計をした住宅を作ってくれた職人さんたちに感謝し、これからも私の設計した住宅を作りたいと言ってくれた大工さんに感謝です。
彼らの為にも、もっともっと彼らのスキルが上がる様な設計をしていかねばならないと気持ちが高まりました。
更に職人さんたちの仕事を持続させてあげる為にも、どんどん仕事のオファーを受けなけなくては!!
と言うことで、
設計事務所の仕事に携わりたい職人さん募集しています。
同時に設計依頼・設計相談も随時受け付けております!
お気軽にお声がけくださいませ!