12月に入っていくつか美術に触れる機会が出来ました。
島田市博物館 分館で開催している知り合いでもある奈木和彦先生の個展では、トークベントにも参加させていただき、奈木先生の大学卒業作品から現在までの作品についてを知る事が出来ました。今回の為に製作された作品はこれまで以上に下地から作り込まれた深みのある作品でとても見ごたえがありました。
goet coffeeさんで開催されている、一柳綾乃さん のスケッチ展では、トレーニングの為日々植物などをスケッチした作品が展示されており、スケッチとは言え優れた洞察力でそれぞれの植物の特徴を捉えており、レイアウトのバランスも抜群に綺麗でした。
goat coffeeさんに教えてもらった菊川文化会館アエルで展示されていた 八木恵子さん の展示も見ました。岩絵の具や金箔・銀箔など日本画画材を使用し、日本画らしさを残しつつ現代的なタッチでオリジナリティと深みのある作品でした。中でも一番大きなF100号の作品は圧巻でした。
美術に詳しくはないですが、それぞれの作品を目の前でみさせていただくと、いずれの作家さんも、これまで培ってきたものを日々重ねて、少しずつ先へ先へと歩んでいる深みを感じさせてくれました。
日々身の回りにある美の本質なるものを感じる心を持ちながら、鍛錬を積み重ねていかなければこの様な作品は生まれないでしょう。
ここ数日とても刺激的な経験をしました。なんだか自分も設計以外にも何か描いたり造ったりして、才能は無くとも感覚を磨く鍛錬をするのも良いかなと思いました。
まずは少しの時間で、スケッチやイラストなどその時描きたくなったものを書いてみたいと思います。
終わってしまった展示もありますが、どれも良い作品でしたのでお時間ありましたら是非足を運んでみてください。