週末のできごと
先日、設計を検討されている方々が自邸の見学に来てくれました。
風は強かったものの快晴で気持ちが良い日でした。
庭の植物と住宅(建築)を体感していただき、
庭と建築の大切さや、ものづくりへの想いを感じ取っていただければ良かったなと思います。
ホームページのWORKS等では写真でしか感じ取れないので、
実際に住んでいる家を見ていただくことが一番わかりやすいです。
ホームページももう少し分かりやすく考えや想いが伝わる様にしなければと思い只今模索中です。
自邸の見学は、事前申し込みにていつでも見学ができますので、お気軽に見学ください。
今週末、家づくりの無料相談会を開催します。是非こちらもお気軽にご参加ください。
昨日は、わが家の田植え。
周辺の田んぼも皆一斉に田植えを行っており賑やかでした。
田植えや稲刈りは、家族総出での作業となり親子または孫世代までお手伝いをしており、その様な光景がとてもよかったです。
核家族化が進む中、こうして家族が力を合わせて作業をすることは家族を繋いでいくという行為でありとても大切な事だと実感。
土を耕し水を引くと今まで地中に眠っていた生き物が目を覚まし繁殖の時期となります。
そしてその生き物を食べに来る鳥などの動物もやって来る。人が米や野菜を作る事に生き物たちは上手に適応しているのを見て生態系のサイクルを感じます。
私たち人間もその様な生き物のおかげで米や野菜を頂ける訳で、田んぼに囲まれながら自身も生態系の中に居ることを体感しました。
木や植物、野菜や米を育てたり植えたりすることは、土を耕す事から始まります。
家の原点である竪穴式住居も土を堀り、稲作で出来た藁を屋根にして、器は土と藁を混ぜて作ったり、外壁も土と藁を混ぜて左官で仕上げますし、
水や土や火、植物などシンプルな要素ではあるけれども、それだけでも暮らしが出来てしまえる大切な要素であります。
土に触れ、耕す事。家族や地域で力を合わせる事。命を頂く事、自然の恵みに感謝する事。
人としての原点を、田植えを通じて自分も学び、次の世代にも伝えて行ければと思います。