距離感
houseMk
床の養生を取りはずし、室内の雰囲気が把握できてきた。
先日、塗装屋さんが蜜蠟ワックスを塗ってくれていたので、一緒に手伝いをさせて頂いた。
蜜蠟ワックスを塗る前に、一通り掃除をする。掃除をすると、手直し個所や細部の確認ができる。
掃除をしていると毎回思い出す。
現場監督時代に 「お前の仕事は掃除だ」 と現場に職人さんの後ろで付きっきりになり掃除をしながら、職人さんの手元の手伝いなどをしていた事。
どの様な手順で作っていくのか、どれほどの手間がかかっているか、掃除や手元をすることで学べと言う事だったと思います。
当時はあまりわかっていなかったが、今はその事が役に立っている。
そして、現場監督当時は職人が怖かった。
自分が若くて知識や経験が無かった為、職人になめられていたのかなとも思いましたが、
大学を出て、設計事務所務めを辞め現場監督となった事で、頭でっかちだったこともあり、単純に職人との距離が遠かった様に思えます。
これらの経験が役立ち、今は現場がとても好きで、職人さんと対話をしながら一緒にものづくりをする感覚がとても気持ちが良い。
ある職人さんに言われたのが、「職人ぽくて好きですよ」って、なんだか照れ臭いが嬉しかった。
今では職人さんたちと同じ場所に立ち互いに敬い合って現場で仕事をしている。
僕にはこのものづくりの方法がベストなんだと実感しました。
そんな皆で力を合わせて作っているhouseMkの見学会をします。
予約制ではありますが、是非お気軽にご予約の上、見学に来てください。
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